学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

課題図書2017~高学年④転んでも、大丈夫:ぼくが義足を作る理由

 

夏休み三日目にして、無職状態に飽きてきた。

ぼーっとしているとあっという間に夏休みが終わってしまいそうなので、とりあえず高学年課題図書四冊目の紹介。

転んでも、大丈夫: ぼくが義足を作る理由 (ポプラ社ノンフィクション)

転んでも、大丈夫: ぼくが義足を作る理由 (ポプラ社ノンフィクション)

 

 ちなみに高学年課題図書の中では一番読みやすかった本。

あらすじ

 

内容紹介

 

「あきらめない」を手助けしたい――。

スポーツ義足製作の第一人者・臼井二美男氏による初の著書。
義足づくりの現場に飛び込んだきっかけから、仕事をするなかでの苦悩、試行錯誤、そして、数々の困難を乗り越えて、義足の選手がパラリンピックに出場するようになるまでの過程をていねいにえがく。

パラリンピック5大会連続出場鈴木徹氏を始め、臼井氏によって人生を前向きに生きられるようになった、さまざまな義足アスリートの声も収録。

「足をうしなった人にも、スポーツを楽しむよろこびを感じてほしい」
「不運な事故や病気に、人生の可能性をつぶされてはいけない」
「もう一度、挑戦する勇気を手にしてほしい」

そんな思いを抱えて作られる臼井氏の義足は、患者さんの体だけでなく、心をも支え続けている。義足によって、足をうしなった人々は、再度「生きる」ことができるようになっていく。

長い人生、何度つまずいて、転んでも、また起き上がればいい。
転ぶことをおそれるのでなく、何度でも立ち上がる精神力をもってほしい。
そんな臼井氏からのメッセージは、障がいの有無にかかわらず、読む人たちを勇気づけてくれる。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

臼井/二美男
1955年群馬県生まれ。1983年から財団法人鉄道弘済会・東京身体障害者福祉センター(現義肢装具サポートセンター)で義足を作りはじめ、作った義足は1000本以上。1989年よりスポーツ義足を製作。1991年に陸上クラブ「ヘルスエンジェルス」を創設。2000年のシドニー大会より、パラリンピックの日本代表選手のメカニックとして同行。スポーツのほかにも、義足をつうじてアートやファッション界とのコラボレーション、大学との共同研究など、活躍の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

見どころ

義足作りの第一人者、臼井二美男さんによる著書。臼井さんが義足を作るようになったきっかけや、パラリンピック選手とのエピソード、義足義手とはどんな仕事なのかが子供達に語りかけるように綴られている。選手とのエピソードがちょっと泣ける。困難にぶつかっても決してあきらめない姿に勇気をもらえる。

 

感想

とにかく臼井さんの義足づくりにかける情熱が伝わってくる。手や足を失った人に対して寄り添いながら、常に真摯に仕事に向かう姿に勇気をもらえる一冊。

なにより彼の人柄の良さが文章に溢れている。義足技師という普段あまり知ることのない、職業にも興味を持つきっかけになると思う。

実は28歳までフリーターだったという臼井さん。職業訓練校で「義肢科」に入ったこと、小学校の時のあこがれの先生が義足になったことなど、きっかけはあれど必然のように天職に出会ったのだろう。

3年後の東京パラリンピックに向けて、小学生のうちに子供達に読んでおいて欲しい本の一つ。

 


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