学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

読書感想文は本選びがキモ。子供達を本嫌いにしない為に。

夏休みも後半戦に入りました。
図書館には毎日、読書感想文の本を探す親子連れが多く来館しています。
先日、小学生のお子さんと親御さんが席に座って宿題をしていました。
始めは静かだったのですが、次第に親子で言い合いに…。どうやら読書感想文がうまく書けず、お子さんのほうが拗ねてしまったようなのです。
親御さんが『読んで思ったことを書きなさい』と促しても『別に。なんとも思わない。』と。
結局お子さんが半泣きになってしまい、帰ってしまいました。

読書感想文は本選びが大事

心に響かなかった話について、感想を書く事ほどつまらないことはないと思います。こんな事を言うと学校で働く人間として失格なのかもしれませんが、感想を書く義務感に駆られて読む読書は苦痛でしかありません。
私も仕事ですから、毎年全ての課題図書を読み込みますが『あ、この本は合わないな。』と感じる本を読み続けるのは、はっきりいって苦痛です。
反対に面白いと思った本は、誰かに感想を言いたくてウズウズします。このウズウズが大事なのです。

先日の親子は課題図書の本でなんとか感想文を書こうとしていましたが、本との相性が合わなければ思いきって違う本に変えてしまうのも手だったではないかなと思います。

感想を書くことを目的に選ぶのではなく、まずは子供に相性がいい本を探す。(まぁ、これがまた難しいのですが…)この作業に一番時間をかけるのが感想文をスムーズに終えるキモになるのではないかと思います。
相性さえ合えば、子供はほっておいてもどんどん読み続けます。

子供の性格に合わせて一緒に本を選ぶ

図書館に来る親子のやり取りを見ていると、一番多いのが『あなたが読んでみたいのにしなさい。』とまずお子さん一人に選ばせている姿です。

普段から読書好きなお子さんは、自分と相性が良い本をみつけるのが得意です。ですが、普段本をあまり読まないお子さんは、まず何を読んでいいのか分からないのです。
学校図書館でも、図書室の中をうろうろして最後まで本が決められない児童は、大抵『読みたい本がない。』と言います。

そんな時、私がいつもするのはインタビューです。

その子の性格・趣味・好きなもの・飼ってるペットなどなど。それらをヒントに一緒に本を探します。
自分のお子さんなら、ヒントは容易に探しやすいでしょう。

合いそうなジャンルの本をまずは何ページか読んでみる

お子さんに合いそうな本がみつかったら、何冊か持ってきて、最初の何ページか読んでみましょう。後半から面白くなってくる話もあるので、出来れば半分くらいは読んで欲しい所なのですが、まず最初何ページが読んでみて合わない本はどんどん替えてみましょう。
その中で、もう少し読んでみたい。と思う本があったらしめたものです。

では、実際にどんな本を読めばいいのか、お子さんのタイプ別に本を挙げていきたいと思います。

お話を考えたり、空想する事が好きなお子さん

ファンタジーの世界を書いたお話がおすすめ。

『おともださにナリマ小』

おともださにナリマ小

おともださにナリマ小

『おしいれのぼうけん』
おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

『エルマーのぼうけん』
エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

霧のむこうのふしぎな町
霧のむこうのふしぎな町 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

霧のむこうのふしぎな町 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

『こそあどの森シリーズ』
ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

精霊の守り人シリーズ』
軽装版 精霊の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)

軽装版 精霊の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂シリーズ』
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

不思議の国のアリス
不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))

『モモ』
モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

感受性の豊かなお子さん・穏やかなタイプのお子さん

素直に感動できるお話はどうでしょうか。

『ないたあかおに』

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

『さっちゃんのまほうのて』
さっちゃんのまほうのて (日本の絵本)

さっちゃんのまほうのて (日本の絵本)

『はなちゃんのみそ汁』
絵本 はなちゃんのみそ汁 (講談社の創作絵本)

絵本 はなちゃんのみそ汁 (講談社の創作絵本)

『天使のいる教室』
天使のいる教室

天使のいる教室

100万回生きたねこ
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

『わすれられないおくりもの』
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

『ワンダー』
ワンダー Wonder

ワンダー Wonder

『きっときみに届くと信じて』
きっと きみに 届くと信じて

きっと きみに 届くと信じて

『ハッピーバースディ』
ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき) (フォア文庫)

ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき) (フォア文庫)

『青空のむこう』
青空のむこう

青空のむこう

『カラフル』
カラフル

カラフル

何かに一生懸命打ち込んでいるお子さん

スポーツ・音楽・趣味…幅広く探せると思います。

『しっぱいにかんぱい!』

しっぱいに かんぱい! (かんぱい! シリーズ)

しっぱいに かんぱい! (かんぱい! シリーズ)

『おねえちゃんって、もうたいへん!』
おねえちゃんって、もうたいへん! (おはなしトントン)

おねえちゃんって、もうたいへん! (おはなしトントン)

『チームふたり』
チームふたり (学研の新・創作)

チームふたり (学研の新・創作)

『あたまにつまった石ころが』
あたまにつまった石ころが

あたまにつまった石ころが

  • 作者: キャロル・オーティスハースト,ジェイムズスティーブンソン,Carol Otis Hurst,James Stevenson,千葉茂樹
  • 出版社/メーカー: 光村教育図書
  • 発売日: 2002/08/01
  • メディア: 単行本
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『走れ、セナ!』
走れ、セナ!

走れ、セナ!

『楽隊のうさぎ』
楽隊のうさぎ (新潮文庫)

楽隊のうさぎ (新潮文庫)

『ストグレ!』
ストグレ!

ストグレ!

物語があまり好きじゃないお子さん

ノンフィクションや伝記の本はどうでしょうか。

『いつもみていた』

いつも みていた (福音館の科学シリーズ)

いつも みていた (福音館の科学シリーズ)

ダーウィンのミミズの研究』
ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)

ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)

『六千人の命を救え!外交官 杉原千畝『ダイヤモンドより平和がほしい』
ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白

ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白

『戦争を取材する』
世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

小惑星探査機 『はやぶさ』宇宙の旅』
小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅

小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅

『メッシ ハンデをのりこえた小さなヒーロー』
メッシ ハンデをのりこえた小さなヒーロー (ポプラ社ノンフィクション)

メッシ ハンデをのりこえた小さなヒーロー (ポプラ社ノンフィクション)

生き物好き・生き物を飼っているお子さん

『あおい目のこねこ』

あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ)

あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ)

ルドルフとイッパイアッテナ
ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

かわいそうなぞう
かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

『ハチ公物語』
ハチ公物語 -待ちつづけた犬- (講談社青い鳥文庫)

ハチ公物語 -待ちつづけた犬- (講談社青い鳥文庫)

『ゴミにすむ魚たち』
世の中への扉 ゴミにすむ魚たち

世の中への扉 ゴミにすむ魚たち

『しっぽをなくしたイルカ』
しっぽをなくしたイルカ -沖縄美ら海水族館フジの物語- (講談社青い鳥文庫)

しっぽをなくしたイルカ -沖縄美ら海水族館フジの物語- (講談社青い鳥文庫)

『クマよ』
クマよ (たくさんのふしぎ傑作集)

クマよ (たくさんのふしぎ傑作集)

『マヤの一生』
マヤの一生 (子ども図書館)

マヤの一生 (子ども図書館)

『がんばっぺ!アクアマリンふくしま
がんばっぺ!アクアマリンふくしま―東日本大震災から立ちなおった水族館

がんばっぺ!アクアマリンふくしま―東日本大震災から立ちなおった水族館

『ばっちゃん』
ばっちゃん―助けられた繁殖犬たち

ばっちゃん―助けられた繁殖犬たち


とりあえず、学校にある本を思い浮かべて、思い付くままに挙げてみました。また、随時更新していこうと思います。